EMシステムズ×データ提出加算 自動集計ツール

今月も、リハビリ担当患者1人あたり50点が未回収のまま消えています。月150人規模なら7,500点——年間90万円です。EMシステムズ(MAPs for CLINIC)を使っている整形外科クリニックで、データ提出加算をまだ算定できていない施設に向けて、PT(理学療法士)自身が開発・運用しているExcelマクロツールを紹介します。提出作業はPT(理学療法士)が年間1時間・事務はコピペのみ。令和5年10月から7回以上連続提出成功、加算算定継続中の実績があります。

対象読者:EMシステムズ(MAPs for CLINIC)を使っている整形外科クリニックのPT(理学療法士)・OT(作業療法士)・事務担当


データ提出加算とは?点数・対象・提出頻度をまとめて解説

データ提出加算とは、外来患者の診療情報を厚生労働省に定期提出することで算定できる診療報酬加算です。

  • 加算点数:対象患者1人あたり50点/月
  • 対象:外来リハビリテーション(運動器リハビリ・神経疾患リハビリなど)を実施している保険医療機関
  • 使用ソフト:外来様式1入力支援ソフト(外来医療等調査データ提出支援システム gairai.jp からダウンロード)
  • 提出頻度:3か月に1回(年4回)

点数だけ見れば地味に聞こえますが、月150人規模のリハビリ科で試算すると話は変わります。


年間90万円を算定していないクリニックへ

計算してみてください。

項目数値
加算点数50点 / 患者1人 / 月
リハビリ担当患者 約150人の場合月7,500点
年間加算点90,000点
年間増収(1点=10円換算)約90万円
患者100人なら年間約60万円
患者200人なら年間約120万円

ツール代は¥9,800です。初回提出が通った月に回収が完了します。

重要:データ提出加算には、提出期限を3回遅延すると加算が剥奪されるルールがあります。一度算定を始めたら「提出し続ける仕組み」を整えることが不可欠です。


EMシステムズユーザーだけが直面する2重の壁

データ提出加算の算定を阻んでいる最大のボトルネックは、入力作業量です。

外来様式1の入力項目は1患者あたり70項目超。月150人規模なら、それだけで10,500セル以上の入力作業になります。3か月に1回、通常業務と並行してこれをやるのは現実的ではありません。

「うちは無理」と判断した院長・事務が多いのは、この数字を見れば当然です。

EMシステムズ固有の壁

しかしEMシステムズ(MAPs for CLINIC)ユーザーには、さらにもう一枚壁があります。

EMシステムズのCSVは、通常メモ欄のデータが出力されません。

外来様式1入力支援ソフトへの入力に必要な身長・体重・喫煙歴・既往歴情報は、通常メモ欄に記録している施設が多いはずです。しかしそれをCSVで取り出そうとすると、EMシステムズの仕様の壁にぶつかります。

他のレセコンとは異なる、EMシステムズ専用の運用設計が必要になります。


手作業の現実:10,500セル問題

令和5年9月、私はデータ提出加算の仕組みを調べて院長と事務に話を持ちかけました。

返ってきた言葉は一言でした。

「患者全員分を70項目以上、手入力で? それ、事務に頼める量じゃない」

その感覚は正しいと思います。しかし私には諦められない理由がありました。加算対象患者1人につき50点/月。これを算定しないのは、毎月確実に回収できるお金を放置しているのと同じです。

結局、「自分でなんとかするしかない」と判断し、PT(理学療法士)である私がExcelマクロで自動集計ツールを作りました。

PT(理学療法士)がCSV出力とマクロ実行(合計約7分)を行い、outputシートを事務に渡す。事務は外来様式1入力支援ソフトにコピペして送信するだけ。役割分担が成立する形に仕上げました。

令和5年(2023年)10月から現在まで、7回以上連続提出成功。加算算定継続中です。

データ提出加算の提出フロー概要図:PT(理学療法士)がEMシステムズからCSV出力→Excelマクロで自動集計→outputシートを事務へ→外来様式1入力支援ソフトにコピペ→外来医療等調査データ提出支援システム(gairai.jp)で送信

このツールで解決できること(概要)

手作業の大部分をマクロが代替し、作業を現実的な量まで圧縮します。

解決する3つの課題

① CSVの列整理:必要項目だけを残して不要列を自動削除
EMシステムズから出力されるCSVには、提出に不要な列が多数含まれています。マクロが外来様式1への転記に必要な項目だけを残し、不要列を一括削除します。患者×日付×1行の形式のリハビリ実施データも患者単位に自動集約します。

② 傷病名のICD10(国際疾病分類第10版)コード自動変換
外来様式1入力支援ソフトでは傷病名をICD10(国際疾病分類第10版)コードで入力する必要があります。傷病名はわかっても、対応するICD10(国際疾病分類第10版)コードを手作業で調べるのは手間がかかります。ツールには病名コード検索シート(ICD辞書)が内蔵されており、傷病名を自動で参照し、別列のセルにICD10(国際疾病分類第10版)コードを入れます。整形外科・運動器リハビリで頻出する傷病名1,800件超をカバーしています。

③ 65歳以上の自動色分け(高齢者情報の入力漏れ防止)
外来様式1では65歳以上の患者に対して高齢者情報の入力が必要になります。ツールが生年月日から年齢を自動計算し、65歳以上の行をひと目でわかるように色分けします。高齢者情報の入力が必要な患者を一覧で把握でき、入力漏れのリスクがなくなります。

実操作時間の実績

PT(理学療法士)によるEMシステムズ側の操作が約3分、Excelツール側の操作が約4分。合計7分以内でoutputシートが完成します。

あとは事務にoutputシートを渡すだけ。外来様式1入力支援ソフトへのコピペ入力は事務が担当できるため、PT(理学療法士)が提出作業に縛られることはありません。

これを3か月に1回。年間にかかるPT(理学療法士)の純粋な作業時間は1時間程度です。

住所欄・メールアドレス欄の運用詳細、具体的なCSV出力・マクロ実行・外来様式1入力支援ソフトへの転記の完全手順、ツール本体(.xltmファイル)のダウンロードはnoteで提供しています。

▶ noteで完全版を見る(¥9,800)


著者の実績と信頼性

  • 理学療法士(PT)として整形外科クリニックに勤務
  • 令和5年(2023年)10月から7回以上連続してデータ提出加算の算定・提出成功
  • 院内のデータ管理・算定フローをゼロから設計・運用

私自身がEMシステムズユーザーとして、実際に算定を続けている現場の人間です。机上のツールではなく、毎月実際に使い続けている運用フローをそのまま形にしたツールです。


購入前チェックリスト

このツールはEMシステムズ(MAPs for CLINIC)専用です。購入前に以下を必ず確認してください。

  • [ ] EMシステムズ(MAPs for CLINIC)を使用していること
  • [ ] Windows環境でMicrosoft Excelが使えること(Macでは動作未確認)
  • [ ] データ提出加算の施設基準届出を別途確認していること

上記を満たしているなら、このツールが解決する問題は明確です。令和6・8年度対応済みで、令和8年度も提出様式・集計フローに変更はありません。

算定可否の保証はしていません。データ提出加算の算定要件・施設基準の届出については、各都道府県の地方厚生局にご確認ください。本ツールはデータ整形の補助を目的としています。


note記事で提供している内容

noteの有料部分(¥9,800)では、以下を完全公開しています。

  • 住所欄・メールアドレス欄の具体的な運用ルール(EMシステムズ固有の問題への解決策)
  • CSVの出力から外来様式1入力支援ソフトへの転記・送信完了までの完全手順(スクリーンショット付き)
  • ツール本体(.xltmファイル)のダウンロードリンク
  • 外来様式1入力支援ソフトへの転記時の列対応表
  • よくあるエラーとトラブルシューティング

今月も来月も、7,500点が消えている——今すぐ始める理由

データ提出加算を算定していないクリニックに、確認してほしいことがあります。

今月も、来月も、毎月7,500点が未回収のまま消えています。年換算で90万円です。

ツール代の¥9,800は、初回提出が通った月で回収が完了します。令和8年度も提出フローに変更はありません。今から算定実績を積み上げるのがベストのタイミングです。

EMシステムズを使っている整形外科クリニックのPT(理学療法士)・OT(作業療法士)・事務担当の方に、このツールを届けたいと思っています。


よくある質問

Q. EMシステムズ以外のレセコンでも使えますか?
使えません。本ツールはEMシステムズ(MAPs for CLINIC)のCSV出力仕様に特化して設計されています。他社レセコンのCSVには対応していません。

Q. Macでも動作しますか?
動作未確認です。Microsoft Excel for Macではマクロの挙動が異なる場合があります。Windows環境でのご使用を推奨します。

Q. 令和8年度の診療報酬改定でツールは使えなくなりますか?
令和8年度改定において、データ提出加算の提出様式・集計フローに変更はありません。令和6・8年度対応済みで、引き続きご利用いただけます。

Q. 施設基準の届出はどこで確認しますか?
各都道府県の地方厚生局にご確認ください。本ツールはデータ整形の補助ツールであり、算定可否の保証はしていません。


ツール本体と完全手順はnoteで

「仕組みはわかった。実際に動かしてみたい」——そう思った方は、以下のnote記事でツール本体(.xltmファイル)と完全操作マニュアルを入手してください。住所欄・メールアドレス欄の運用ルール、外来様式1入力支援ソフトへの転記列対応表、よくあるエラーのトラブルシューティングまで、すべて収録しています。

▶ 【令和6・8年度対応】EMシステムズでデータ提出加算を自動集計する方法|ツールDL付き(note・¥9,800)

EMシステムズを使っていて、データ提出加算をまだ算定できていないクリニックへ。作業は年間1時間程度まで圧縮できます。


本記事の情報は執筆時点のものです。診療報酬制度の改定により内容が変更になる場合があります。算定要件の最終確認は各都道府県の地方厚生局にお問い合わせください。

ABOUT ME
Goyasu
後藤靖昇(Goyasu)。理学療法士・整形外科専門。2017年より臨床に従事し、膝関節・腰椎・肩関節を中心とした運動器リハビリテーションを専門とする。【資格】日本疼痛リハビリテーション協会マスター/NASM-PES(米国認定パフォーマンス向上スペシャリスト)/理学療法士協会認定管理者研修上級/心理カウンセリング1級・コーチング1級/剣道三段。【役職】愛知県理学療法学会理事(令和7・8年度)。エビデンスに基づく臨床思考と、患者個別の文脈を重視した介入を実践している。